投資法人で資産運用

個人投資家を卒業して「投資法人」に変身です。個人増税・法人減税の流れのなかで資産形成から継承までを考えるブログ。主な投資先は米国ETF。

武器輸出大国のアメリカ絶対優位の「FMS方式」とは

 

アメリカの押し売り

防衛省は、2019年度予算で過去最大額を計上しています。

5兆円強

(額が大きすぎて正直イメージできません…)


トランプ大統領は、巨額の対日貿易赤字の是正のために、防衛装備品の購入を日本政府に迫っており、実際に、防衛費の増大は安倍政権になってから顕著になっており、13年度以降、6年連続で増え続け、毎年のように過去最大を更新し続けている状況。 不安定な北朝鮮情勢、さらには中国の海洋進出を睨んだ防衛力の向上など、日本を取り巻く環境を鑑みれば、防衛費の増加は致し方ないのかもしれませんが…。 とは言え、安全保障と経済を絡めて、同盟国に対して強硬姿勢を崩さないトランプ大統領の圧力に屈したとも言い換えられます。 

 

ちなみに、トランプ大統領が就任後に訪日して言い放った言葉はこれです。

『私が大事だと思うのは、安倍総理大臣がアメリカから大量の装備品を購入することだ。アメリカは世界最高の装備品を生産している。(購入は)アメリカに雇用を産みだし、日本には安全をもたらすだろう。』

 

これに対して、安倍総理の返事がこれだ!!
『アジア太平洋地域の安全保障環境が厳しくなる中において、日本の防衛力を質的・量的に拡充していかなければならない』

 と述べ、具体的な装備品の名前をあげて“さらに”購入すると応じました。  アメリカの押し売りに「イエス!」と言ってしまった日本…、まぁ「ノー」とは言えなかったご事情はお察します。 でもね、私は、防衛費が増大することが問題なのではなく、その調達方法がかなりマズイんと思うのですよね。 

 

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有償軍事援助(FMS方式)

現在、日本がアメリカから装備品を購入する場合、多くのケースで使われるのが「FMS(対外有償軍事援助)」という調達方法です。  日本政府は、ボーイングやロッキード・マーティン等の軍需企業や商社からではなく、アメリカ政府との直接取引で装備品を調達しています。

通常、商売というのは、売り手と買い手の双方が納得して、取引が成立するのが一般的ではあるが、このFMSは、買い手側(日本)に著しく不利な内容であることはご存知ですか?

FMSは、米国の武器輸出管理法に基づき、 

  1. 契約価格や納期は見積もりであり、米政府はこれらに拘束されない。
  2. 代金は前払い。
  3. 米政府は自国の国益により一方的に契約解除できる。

という、極めてアメリカに有利過ぎる内容であり、この方式でアメリカと武器取引するのは、日本以外にも実に160ヵ国以上もあり、アメリカが武器輸出大国であることが、この契約内容と取引国数でお解りいただけるかと思います。

 

 

アメリカに従うしかない

アメリカの武器は、高性能で信頼性が高いため、「周辺国がアメリカ製を持つなら、自国も同じ武器がなければ対抗できない」という焦りから、このようなアメリカの好き放題を許す情勢になっちゃってます。

日本での実例としては、装備品の代金を前払いしたのに、現物が届いていなかったり、最新型を購入したいが、FMSのため米政府の判断に従うほかないため、旧型を購入しているとか…挙げればいくらでもあるようです。

この有様では、

「武器調達をまじめに行ってるのか!」

「税金の無駄遣いだろ!」

と、防衛省は国民から批判されても仕方ない状況だと言えますが、、そもそも悲惨な実態を知ってる国民が限りなく少ないですからね。

さらに、この米国流の武器商売の極め付けは、装備品の整備・メンテナンス等のため、在日米国人技術者の給料および生活費までも、日本側が負担することになっています。

その金額なんと!

一人当たり年間7500万円!!

どれだけ優雅な暮らしをさせようというのか…

しかし、これも米国政府に従うほかありません。

防衛省の『なぜ生活費の負担までするのか?』と問い対して、米国政府は『彼らは米国での生活を捨てて日本のために働くのだ』と、さも当然と言わんばかりの回答。

 

 

軍需銘柄をリサーチ

私は、日本政府に対して政治的批判するつもりは毛頭ありません。  むしろ、アメリカのこうした強さに感服してます。  このFMS方式を、精一杯批判しても、何かが得れるとも思っておりませんので、我々投資家がするべきことは、批判することではなく、160カ国以上がFMS方式を採択しているのであれば、米国の軍需産業は安泰であることが容易に想像できるわけですから、すぐに軍需産業銘柄をリサーチすることではないでしょうか。

 

~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました ~