投資法人で資産運用

個人投資家を卒業して「投資法人」に変身です。個人増税・法人減税の流れのなかで資産形成から継承までを考えるブログ。主な投資先は米国ETF。

【1-7】法人化は資産の少ないうちにやるべき

 

(例)法人化を検討しているAさん

ここでは、Aさんが、TETEに触発されて、ついに投資法人の設立に踏み切った!という仮定の話をしてみます。

  • Aさんの場合
  • サラリーマン50歳
  • 米国株投資歴15年
  • 有価証券の5000万円の含み益
  • 年間配当金250万円
  • 米国高配当の個別銘柄に投資

これだけの資産があるAさん、法人化していないのは実に勿体ないですね。 

 

利確という大きな壁

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このAさんが意気揚々と法人化しよう!とした場合、悲しいことに、いきなり大きな壁にぶち当たります。それは、いまある有価証券を

一旦利確しないといけない

ということ。

利益を確定させて、法人名義の証券口座に資産を移して、新たにゼロスタートで買い付ける必要があります。 当たり前のことですが、いざやろう!と思っても、そう簡単にできるものではありません。 なぜでしょうか。 私が考えられる範囲だけでもいくつかありますので紹介します。

 

・損益通算を活用できない

含み損がある銘柄があれば、法人化のタイミングで損切りしてしまえば良いですし、それに対する、含み益銘柄を利確できれば節税になりますね。 厄介なのは、ほとんどの銘柄が含み益を出している場合だと、節税する方法がありません(※Aさんの投資歴や投資スタイルを想像すると、含み益たっぷり状態で、損益通算はあまり使えないでしょう) MAX20%で課税される金額がもしも「500万円」だとしたら、精神的にきついですよね。

 

・税引き後のキャッシュは減る

今までは5000万円の含み益でしたが、その数字ばかりを見慣れてしまったせいか、利益を確定させて後の「4500万円」っていう数字は気分がよくないはず。

 

・プレミア銘柄を手放す

これだけではありません、保有年数にもよりますが、例えば、PMやMO等の高配当銘柄を15年間も保有していれば、配当10%は越えているはずで、プレミア化した銘柄を手放すことになります。そんなことはそう簡単にできないはず、かと言って、このまま個人名義で保有していても徴収される税金がますます重くなっていくだけです。

「プレミア銘柄を手放すか」、「無駄な税金を納め続けるか」、悩ましい選択を余儀なくされることでしょう。 プレミアだけを個人で保有し続けて、それ以外は利確するってやり方もありますが。 

 

 

法人化は資産が少ないうちに

Aさんのように資産規模や配当金額が大きい人ほど「機動力」が失われやすいです。 一方、私のように、運用年数が短く、小規模資産だけれど、これからの肥大化を目論んでいるような人は、特に考えることなくスパッと法人へ切り替えできるでしょう。

 

 

金融所得税が増税される前に

法人化を志すも、志さないも、当たり前ですが自由です。 もし、法人化に踏み切るのであれば、

金融所得税が増税される前

このタイミングが最適ではないでしょうか。

金融所得税が現在の20%から25%になる案が最有力とされているようですが、もし本当にそうなれば、20%のうちに一旦利確したほうが税負担は軽減されます。

利確という壁を十分に理解したうえで、市場状況と相談しながら、自分なりのタイミングで検討してみれば良いでしょう。

 

~最後までお読みいただきましてありがとうございました~